資格を取るなら精神保健福祉士と社会福祉士どっちがいいかな?
精神保健福祉士の資格は役に立たないって本当?
このような疑問にお答えします。
結論から言うと、私は精神保健福祉士を取るなら社会福祉士を取ったほうがいいと思います。
社会福祉士の資格がある方は、精神保健福祉士の資格はなくても良いです。
その理由について詳しく説明します。
こんな方に向けた記事です
・働きながら精神保健福祉士の資格を取ろうと考えている
・社会福祉士と精神保健福祉士どちらを取るか迷っている
目次
精神保健福祉士の資格はいらないと思う理由
もちろん、福祉の現場で働くなら資格はあるに越したことはありません。
しかし、資格取得にはお金も時間もかかります。
精神保健福祉士を目指す前に、次の3つの点を知っておいてほしいです。
資格がなくても相談員として働ける
精神保健福祉士は、相談員として働くことが多いです。
相談員になるためには、資格は必須ではありません。
相談支援事業所や施設で相談員として働くことは資格がなくても可能です。
しかし、病院で相談員をする場合は違います。
精神保健福祉士は、病院の精神科で働くことがメインです。
ほとんどの病院では、精神保健福祉士(もしくは社会福祉士)の資格を取得していることが採用の必須条件としています。
逆に言えば、病院以外の相談員として働く場合は資格がなくても大丈夫です。
むしろ、相談員として働きながら精神保健福祉士の資格取得を目指す人も多いです。
ポイント
・資格なしでも相談員として仕事はできる
・病院で働きたい場合は資格が必須となっている
・働きながらの資格取得も十分可能
コスパが悪すぎる
福祉の現場で働きながら精神保健福祉士の資格を目指そうと考えている方はけっこう多いです。
このまま福祉の仕事を長く続けるなら資格手当があったほうがいい!給料アップしたい!という考えの方は周りでもよく見かけます。
しかし、私の職場の場合だと精神保健福祉士の資格手当は3000円くらいです。
私の先輩でも、通信の学校に通って資格取得した方がいました。
お金をかけ、勉強して、苦労して精神保健福祉士の資格を取ったにもかかわらず給料は3000円しか上がらなかったのです。
私の勤めている法人では、資格取得の費用は負担してもらえないので出費もかなり大きかったそうです。
しかし、前述した通り資格はあるに越したことはないです。
もし、勤務先が資格取得を推奨していて費用を補助してもらえる場合は精神保健福祉士を目指してみてもいいかもしれません。
資格は一生、福祉の現場で働く自分の力になります。
ただ、受験に必要な費用と資格取得後のリターンを考えるとコスパは相当悪いです。
資格の勉強は実際の現場では使えない
精神保健福祉士の資格を取得したとしても、実際の現場で仕事ができるようになるわけではありません。
資格の勉強で得た知識を、相談員業務で使うことはほとんどありません。
福祉の仕事の本質に、資格があるかないかは全く関係ないです。
相談員として働きながら経験を積むのが1番のレベルアップになります。
「精神保健福祉士の資格をもってる経験1年目の相談員」と「無資格の経験5年目の相談員」なら、後者のほうが現場では圧倒的に使えます。
精神保健福祉士より社会福祉士を取得しよう
私の先輩は「精神保健福祉士じゃなくて社会福祉士を取ればよかった」と後悔していました。
受験の難易度は、社会福祉士のほうが若干高いですが、必要コストはほとんど変わりません。
しかし、社会福祉士のほうが給料は高い傾向にあります。
私の勤務先では、初任給に1万円も差があります。
採用条件は、「社会福祉士か精神保健福祉士」のようにどちらでもいい場合が多いです。
せっかく資格取得を目指すなら、社会福祉士のほうが絶対いいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
精神保健福祉士を取得する必要がないのかな?という人は多いと思います。
逆に、こんな人は資格取得を目指してみてもいいです。
・精神科の病院で仕事をしたい
・勤務先が受験費用を負担してくれる
・通ってる大学では社会福祉士とのダブル受験が可能
学校によっては、新卒時点で社会福祉士と精神保健福祉士のダブル受験が可能な場合があります。
1つのみ受験しても、2つとも受験したとしても費用は変わりません。
この場合は、せっかくなので社会福祉士と精神保健福祉士の同時取得にチャレンジしちゃいましょう!
精神保健福祉士取得の理由として1番後悔するのが「給料をアップさせたいから」です。
資格をとってもほとんど給料は上がりません。
相談員として働くのに必要なものは資格より経験です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!